【株式会社ペイジェント】SRE支援で“自走する技術力”と
“自社にとってのベストプラクティス”を獲得 | 活用事例

2021.7.15

株式会社ペイジェント さま

決済サービスを軸に、加盟店と消費者が相互に便利かつ安心になるキャッシュレスのインフラ整備に取り組む、株式会社ペイジェント。

ペイジェントでは新たな軸となる事業、支払い代行事業がスタートしています。この新事業での新たな取り組みとして、オンプレミス環境からクラウド化に取り組まれています。
その中でスリーシェイクのSRE支援サービス「Sreake」そして脆弱性診断サービス「Sreake Security」をご利用いただきました。

この記事ではSRE支援「Sreake」の感想や今後の展望などについて、開発を取りまとめている事業戦略部 新規グローバルビジネス企画グループ 開発チームリーダーの江口 晋右さんにお話を伺いました。

脆弱性診断についてのインタビューはこちら


――はじめに、御社の事業内容を教えてください。

弊社は、2006年に、株式会社ディー・エヌ・エーと株式会社三菱東京UFJ銀行(当時)により設立された合弁会社です。設立当時から、主軸は決済代行サービスで、クレジットカードや電子決済サービスをインターネット・携帯電話上で利用できる仕組みを提供する事業を行っています。

――江口さんご自身はどのような業務を担当していますか?

私が今所属しているのは「事業戦略部 新規グローバルビジネス企画グループ」という部署です。
部署名が示すように「決済代⾏の次の軸となるビジネスを⽴上げる新規事業部⾨」です。 当部署では支払い代行サービスを運営しており、サービス単体で利用者様の振込業務を簡単にすることに加え、決済代行サービスと連動することで、より利用者様の決済業務を効率的にできる事業です。新規事業である支払い代行サービスは、今年2021年3月に正式リリースにいたりました。
そのなかで、私は開発チームリーダーとして、サービスの改善や機能の追加など、開発に関するマネジメント全般を担っています。

一般的なベストプラクティスではなくペイジェント独自のベストプラクティスを構築

――SRE支援を受けようと思った理由、インフラに関する課題を教えてください。

もともと弊社の主軸であった決済代行事業は2006年に始まりました。開発環境はオンプレミス環境、またウォーターフォール型で粛々と進めていました。事業領域は金融・決済というお金が関わる事業です。そのため、簡単に環境を変えづらく、会社の文化としてもクラウド化に対して腰が重くなっていたと感じています。

支払い代行サービスの開始当時は社内に環境やノウハウがなかったためオンプレミス環境でのスタートになりました。しかし、今後の新しい開発では、今の時代に合った環境で進めていきたいと考えており、クラウド化を進めたい、そこを部署としても担っていきたいと考えていました。

――そこで外部からSRE支援を受けようとなったのですね?

そうです。社内のメンバーは決済代⾏で経験を培ってきたメンバーのため基本的にオンプレミス環境での開発に強みを持っているメンバーが多く、社内にクラウド化に対して知見がありませんでした。
そうした中で、株主になられたNTTデータ様も同様にオンプレミス環境からクラウド化の取り組みを行っていることを知りました。

NTTデータ様はインフラ領域に強みを持つ企業です。「オンプレミス環境の開発が強みであったが、今後クラウド化の推進に取り組まれている」段階でした。
そこに、弊社もグループ会社として連携してクラウド化に取り組んでいければとなりました。

――複数のクラウド化の外部支援サービスを比較されたかと思いますが、そのなかで「SRE支援」のパートナーとして、スリーシェイクを選んだのはなぜですか?

きっかけは、弊社の株主であるNTTデータ様からの紹介です。
NTTデータ様も、スリーシェイクのSRE支援を受けている縁がありご紹介いただき、お話を伺いました。

当時、弊社がクラウドに移行を検討した際に、AWSやGCPなどそれぞれに強みを持つクラウドベンダーのホワイトペーパーを拝見し、各サービスが定義しているベストプラクティスを参考にしながら検討を進めていました。

しかし、実際にご紹介いただき、スリーシェイクにお話を伺うと、「そのベストプラクティスで構築すると、このようなデメリットが存在する。」とメリットのみならずデメリットについてもご指摘いただき、弊社に最適なご提案をいただきました。
クラウドベンダーが定義する価値をそのまま伝えるだけではなく、独自の価値提供を行っていただけたのは、AWSもGCPもその他のクラウドも知見があるスリーシェイクならではの強みだと思いました。

そのため、NTTデータ様での実績と信頼性、そしてスリーシェイクならではの価値の提供が最終的な選定理由です。

単なる「インフラ構築」ではない総合⽀援・ビジネスを理解した上での多角的な提案

――実際に、SRE 支援ではどのような内容の支援を受けていますか?

既存のシステムをオンプレミス環境からクラウド環境に移行するにあたって、2020年から現在まで、開発面全般の支援を受けています。「どのように移行していくべきか」といった部分から、クラウドインフラに関する知見はもちろん、アジャイル開発といった開発手法など、単なるインフラ構築だけではなく幅広く⽀援いただいています。

――SRE支援のなかでスリーシェイクならではの強みと感じる部分はありますか?

支払い代行は銀行のシステムと連携しているため、銀行の仕様に沿う必要があります。そのため、銀行との連携も密に行う必要があります。
その中で「弊社と銀行が求める要件をどのように実現するか」という部分で非常に助けていただいています。

例えば、実現したい要件に対して相談した際には、技術的にどういったことが可能なのかというプランや、そのプランではどこまで対応する必要があるのかなど、多角的に複数の選択肢を提案いただけています。

また実装面でも、開発工数を下げるための自動化ツールの実装をしていただくなど、ただクラウド化を進めるのみならず、その結果に付随する作業・運用にかかわる部分まで検討して開発していただいています。

――ビジネスやサービスを理解した上でスリーシェイクから対案があるということでしょうか?

そうですね。クラウドに関する情報や事例はインターネット上にも様々ありますが、スリーシェイクは弊社に合った提案をしてくれています。一般的なベストプラクティスではなく、弊社にとってのベストプラクティスを得られています。

――御社の開発チームのなかでスリーシェイクの支援が行われていると思いますが、どのような体制になっているんですか?

支払い代行サービスの開発チームは、弊社のメンバーとして現在約20名が在籍しています。スリーシェイクのメンバーは、現在はエンジニアとスクラムマスターを合わせて4名です。
技術的に困ったことや、クラウドサービス・インフラに関する疑問、⽅針の話もあれば⼿法論の話まで、弊社メンバー全員とかかわりながら、スリーシェイクの皆さんには全般的にチームを引っ張っていただいています。

――ペイジェントの社内メンバー、スリーシェイクメンバーが1つのチームになっているんですね。支援開始当初の印象はいかがでしたか?

スリーシェイクの支援メンバーは、自ら動いてくださり、いろいろな提案までいただけることに驚きました。

――外部からの支援ということコミュニケーションなどで困ったことなどはありますか?

お世辞ではなく、コミュニケーションにはまったく困りませんでした。
とても柔軟にご対応いただいて助かっているというのが、⼀番に出てくる感想です。

――そうなのですね、コロナ渦によるリモートでの支援でも困ったことはなかったんですか?

オンライン・リモートワークが当たり前になり、テキストコミュニケーションが増加しました。どのように書けばいいのか悩んでしまい、コミュニケーションが鈍化しがちだと思いますが、スリーシェイクと弊社内のメンバーはスムーズなコミュニケーションができています。
それは、カジュアルなコミュニケーションだからではなく、確認・指摘するべきことは、きちんと言いあえる、非常にいい雰囲気のコミュニケーションだと感じています。

社内のメンバーが知見を得て成長、ペイジェント全体の財産へ

――社内のメンバーへの影響はどうですか?

チームメンバーは、オンプレミス環境の開発が中心でクラウド上での開発が未経験のメンバーが多くの割合を占めていました。そこに支援に⼊っていただいたことで、知⾒が溜まるスピードが非常に上がったと思っています。

実際に半年前に参画した、オンプレミス環境・javaでの開発を長く経験していたエンジニアは、スリーシェイクのメンバーに併走していただけたおかげで、質問しながらではありますが、今ではクラウド環境での開発に非常に慣れ、⾃⾛している状態になっています。

――すごい成長スピードですね。実際に江口さんがメンバーの成長を感じる部分はありますか?

今までは、メンバーからスリーシェイクへの質問がやや基本的な内容が多かったのではないかという印象を持っていました。現在では、実装⾯において「実際にどうするべきか?」のような議論が多く、スリーシェイクへの質問の質が当初より上がっていると感じています。

弊社としても、このような開発ノウハウは社内に残していきたいと思っています。ドキュメントの質も今後上がってくるはずです。

――今回のSRE支援で得られた知見が財産になっているんですね。

はい。支援は大変ありがたいです。組織としては支援を通して培った知見をしっかり残して、将来に繋げていきたいです。

――あえて現時点の点数をつけるとしたら、何点くらいでしょうか?

そうですね、10点満点の8点くらいでしょうか。
十分なサポートをいただいていますが、まだプロジェクトが進行中であり、今後の期待も込めて10点満点の8点をつけさせていただきます。プロジェクトの実現の中で、今後も無茶なお願いをすることもあるかと思いますが、一緒に実現していただければと思っています。

ありがとうございました。

――ぜひ、スリーシェイクの技術力を今後もお役立ていただけたら幸いです。
江口さん、本日はありがとうございました!

今回のインタビューの内容を受けて、実際にペイジェント様に支援を行っているSREエンジニアにも話を伺ってみました。

< スリーシェイク SREエンジニアからのコメント>

高評価ありがとうございます。ペイジェント様の組織において体制変更があり、スリーシェイクのSRE支援のなかで、まだアピールできていない部分もあるため、より一層コミットできればと思っています。今後も、一緒に事業を育てていければと思います。

事例の中で評価いただいた「コミュニケーション」部分は、ただチケットを切ってタスクを進める支援ではなく、お客様に寄り添ったスリーシェイクらしいSRE支援として意識していた部分です。
また、ペイジェント様と1つのチームとして、チーム内でドキュメントを共有し、みんなで考えようと意識していた部分も、ペイジェント様内でのノウハウの蓄積につながったのではないかと嬉しく思っています。


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